「はり(鍼)」や「きゅう(灸)」を使って全身の調整を図るのが鍼灸です。
人の体には365カ所のツボがあり、このツボに「はり(鍼)」や「きゅう(灸)」によって刺激を与えることで、自律神経系や内分泌系に作用し、血液循環を促進します。
鍼灸は痛みを伴うイメージを持たれる方が多いと思いますが、実際には痛みのある部位に鍼灸を行っても痛みが伴うことはほとんどなく、逆に心地よい感覚を伴います。また鍼灸は、体質そのものの見直しを目指す手段としても対応します。
鍼灸のうち、鍼についてご紹介いたします。
使用する鍼はステンレス製で0.16mmと細く、これを円形の筒に通して経穴(ツボのこと)に打ちます。
その際、痛みが伴うことはほとんどありませんのでご安心ください。
また、鍼は使い捨てですので衛生面からもご安心して、鍼をお打ちいただくことができます。
アレルギー性鼻炎や花粉症の治療は、消火器系を整えて、その後症状をおさえるような施術となります。お気軽にご相談ください。
鍼灸のうち、灸についてご紹介いたします。
灸は、もぐさを使って経穴に熱の刺激を与える施術のことをいい、その方法は皮膚に直接灸を乗せる場合や、もぐさと皮膚の間をあける場合などがあります。
当院では、女性スタッフが担当いたします。
『半米粒大(はんべいりゅうだい)』といって、米粒大の半分程度のものを手で煉ってつくります。
小さく切ったシールの上に、もぐさを置きますので、熱さを感じることなく、灸の痕も残りません。
夜鳴きやおねしょなど、乳幼児特有のお悩みに対して行う鍼です。
鍼を体に打つのではなく、ローラーでコロコロしたり、細かい棒状の鍼(てい鍼)を皮膚に軽く押し当てたりします。
もちろん、痛みが伴うことはありませんのでご安心ください。
マッサージのような感覚ですので、途中に眠ってしまうお子さまもいるほどです。
小児鍼は小学校高学年まで。
中学生からは大人用の鍼を使用します。
日本独特の技法で、手指で圧を加える技法です。
筋肉の疲労を取り除き、心地よい刺激を与え、自律神経系や血液循環の促進をします。
日常的な身体の不調の改善や、スポーツなどで痛めた筋肉や関節の機能回復にも効果があります。